ATOK Pocketユーティリティで、登録単語をテキストファイルに出力する方法とバックアップコマンドを利用する方法の２種類があります。

テキストファイルに出力する方法 バックアップコマンドを利用する方法

I テキストファイルに出力する方法

特定の辞書だけを選択してバックアップすることができます。
以下の操作は、パソコン側で行います。

1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-ATOK Pocket-ATOK Pocketユーティリティ]を選択します。
   
   
2. 辞書セット一覧から、バックアップしたい辞書をクリックして選択しま。
   基本辞書セットを初期設定から変更していない場合、登録単語は辞書セット１のユーザー辞書が記憶しているため、\Windows\ATOKPYOU.DIC を選択します。
   
   
3. [辞書-一覧出力]を選択します。
   
   
4. 各項目を設定します。
   
   • 開始読み／終了読み
     ファイルに保存する範囲の開始の読みと終了の読みを入力します。
     すべての単語をファイルに保存したい場合は、開始読み・終了読みとも空白のままにします。
     
     
   • 出力ファイル
     辞書の内容を保存するファイルの名前と作成する場所(ドライブ・フォルダ名)を入力します。
     
     <例>Cドライブの<Windows>フォルダに「TANGO.TXT」という名前で作成する場合
     
     　　C:\WINDOWS\TANGO.TXT
     
     [形式]
     
     ATOK Pocket/ATOK12/ATOK11/ATOK10の形式で保存することができます。
     出力したテキストファイルを使って単語の一括登録などを行う場合は、それぞれの辞書に応じた形式を指定します。
     
     
   • 単語種類
     ファイルに保存する単語の種類を設定します。
     システム単語とは最初から辞書に登録されている単語なので、ここでは選択しません。
     [登録単語]のみ、または[登録単語]と[自動登録単語]をオンにします。
     
     • 登録単語…単語登録コマンドを利用して辞書に登録した単語
       
     • 自動登録単語…ATOKの学習機能によって自動的に辞書に登録された単語
       
   
   
5. [抽出]をクリックします。
   一覧出力が始まります。
   
   
6. [ユーティリティ-終了]を選択し、ATOK Pocketユーティリティを終了します。
   

バックアップした内容を辞書で使えるようにする

1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-ATOK Pocket-ATOK Pocketユーティリティ]を選択します。
   
   
2. 一括登録する辞書を、辞書セット一覧からクリックして選択します。
   
   
3. [辞書-一括処理]を選択します。
   
   
4. [一括登録ファイル]に一覧出力で出力したテキストファイルを設定します。
   ※ [参照]をクリックして、一覧からファイルを選択することもできます。
   
   <例>Cドライブの<Windows>フォルダに保存されている「TANGO.TXT」を使用する場合
   
   　　C:\WINDOWS\TANGO.TXT
   
   
5. [登録]をクリックします。
   一括登録が始まります。
   
   
6. [ユーティリティ-終了]を選択し、ATOK Pocketユーティリティを終了します。
   

II バックアップコマンドを利用する方法

バックアップコマンドを利用すると、複数の辞書やスタイルファイルのバックアップを一度に取ることができます。
この方法では、特定の辞書を選択して、バックアップを行うことはできません。
以下の操作は、パソコン側で行います。

1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-ATOK Pocket-ATOK Pocketユーティリティ]を選択します。
   
   
2. [バックアップ-バックアップ]を選択します。
   [バックアップ]ダイアログボックスが開きます。
   
   
3. [フォルダ]の[参照]をクリックします。
   
   
4. ドライブ・フォルダの一覧からバックアップを行う場所を指定して、[OK]をクリックします。
   ドライブの左側の[＋]をクリックすると、[−]に変わり、そのドライブのフォルダが表示されます。
   ※ システム辞書に単語登録を行っている場合は、[システム辞書をバックアップする]をオンにします。
   
   
5. [OK]をクリックします。
   4.で指定したフォルダに<backup?>というフォルダが作成され、辞書、スタイルファイルがバックアップされます。
   
   バックアップが終了すると、ATOK Pocketユーティリティの左側画面に[バックアップ]という項目、および、その下にバックアップフォルダが追加されます。
   
   
   
   以前バックアップしたものにデータを上書きしたい場合は、4.で場所を指定する際、前回作成されたフォルダ<backup?>を指定しておく必要があります。
   その場合、「このフォルダにはすでにデータが存在します。上書きしますか？」というメッセージが表示されるので、[はい]をクリックすると、データが上書きされます。
   同じ場所を指定しない場合は、新規にフォルダが作成され、[バックアップ]の一覧に新たにフォルダが追加されます。
   

バックアップした内容をリストアする

1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-ATOK Pocket-ATOK Pocketユーティリティ]を選択します。
   
   
2. バックアップの一覧からリストアしたいバックアップファイルをクリックして選択します。
   
   
3. [バックアップ-リストア]を選択します。
   
   
4. 「バックアップされている内容を書き戻します。現在の内容は上書きされます。よろしいですか？」というメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。
   バックアップした内容がリストアされます。