旧バージョンのATOKで専門用語変換辞書を使用していたパソコンに、ATOK 2007をセットアップした場合は、ATOK 2007をセットアップしたあとに自動的に表示されるスタートアップツールを実行することで、すでに引き継ぎが完了しています。I の手順でATOK 2007に辞書が設定できているかどうか確認します。
※別のパソコンに辞書ファイルだけをコピーしてATOK 2007に設定したい場合は、II を確認してください。
※共同通信社 記者ハンドブック辞書 第10版、ぎょうせい公用文表記辞書、NHK 新用字用語辞書をご使用の場合は、こんなときはを確認してください。
I 辞書の設定を確認する
■操作
- ATOK プロパティを起動します。
- [辞書・学習]シートに切り替えます。
- 左側の[辞書セット一覧]に表示されている辞書セットをそれぞれ選択し、右側の辞書セットの内容に専門用語変換辞書が存在するかどうか確認します。
※いずれの辞書セットの一覧にも辞書名が表示されていない場合は、次の操作を行います。
- [辞書セット一覧]で辞書を追加したい辞書セットを選択します。
- [辞書の追加・削除]をクリックします。
- [追加可能な辞書の一覧]から追加したい辞書を選択し、[<追加]をクリックします。
[辞書セットの内容]に選択した辞書が追加されます。
※[<追加]が淡色で表示され、クリックできない場合は、こちらを確認してください。
- [OK]をクリックします。
[辞書・学習]シートに戻ります。
- 専門用語変換辞書が の場合は、クリックして にします。
の場合は、そのまま利用できます。
- [OK]をクリックし、ATOK プロパティを終了します。
※上記操作で専門用語変換辞書の設定ができていた場合は、以降の操作は不要です。
操作3.で辞書が存在しなかった場合は、II に進みます。
II 辞書コンバートを行う
■操作
※別のパソコンから辞書を移行する場合は、あらかじめ移行先のパソコンに辞書ファイルをコピーしておいてください。
1 辞書コンバートを行う
旧バージョンの専門用語変換辞書をATOK 2007の辞書の形式にコンバートします。
- 辞書ユーティリティを起動します。
辞書ユーティリティは、ユーザー辞書(ATOK20U1.DIC)を開いた状態で起動します。
- [ファイル-辞書コンバート]を選択します。
- [変換元辞書]の[参照]をクリックし、専門用語変換辞書のファイルを選択して、[開く]をクリックします。
【例】ATOK 2006で有斐閣法律法学用語変換辞書V2を使用していた場合
C:\Program Files\Justsystem\ATOK19\yuhiltt21-01.dic - [変換先辞書]に新しく作成するATOK 2007の辞書ファイル名をドライブ名・フォルダ名から入力します。
[参照]をクリックすると、フォルダなどをクリックして選択できます。
【例】Windows Vistaの場合
C:\Users*1\<各ユーザー名>\AppData\Roaming\Justsystem\ATOK\DIC\<辞書ファイル名>.dic*1エクスプローラなどでは「ユーザー」と表示されます。
【例】Windows XP/2000の場合
C:\Documents and Settings\<各ユーザー名>\Application Data\Justsystem\ATOK\DIC\<辞書ファイル名>.dic - [タイトル]に、新しく作成する辞書のタイトルを入力します。
辞書の内容や特徴がわかりやすいタイトルを付けておくと便利です。
- [OK]をクリックします。
変換元辞書をもとに、ATOK 2007の辞書が新しく作成されます。
- 「終了しました。」と表示されたら、[閉じる]をクリックします。
- 画面右上の[×]をクリックして、辞書ユーティリティを終了します。
2 辞書を設定する
コンバートした辞書をATOK プロパティで設定します。
- ATOK プロパティを起動します。
- [辞書・学習]シートに切り替えます。
- 左側の[辞書セット一覧]から辞書を割り付けたい辞書セットを選択します。
※スペースキーで変換できるようにする場合は、[標準辞書セット]を選択します。[F5]キーで変換できるようにするには、[オプション辞書セット]を選択します。
- [辞書の追加・削除]をクリックします。
- [追加可能な辞書の一覧]から、1 でコンバートした辞書を選択し、[<追加]をクリックします。
追加したい辞書が表示されていない場合は、[ファイルを指定して追加]をクリックし、1 -4.で設定した場所を指定し、追加します。
- [辞書セットの内容]に追加した辞書名が表示されていることを確認し、[OK]をクリックします。
[辞書・学習]シートに戻ります。
- [OK]をクリックし、ATOK プロパティを終了します。
次回起動したアプリケーションから辞書が使用できるようになります。
III こんなときは
- 共同通信社 記者ハンドブック辞書 第10版をご使用の場合は、以下のFAQを確認してください。
- ぎょうせい 公用文表記辞書をご使用の場合は、以下のFAQを確認してください。
- NHK 新用字用語辞書をご使用の場合は、以下のFAQを確認してください。
■関連情報
→旧バージョンのATOKで使用していた明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典 /R.2をATOK 2007でも使用したい
→旧バージョンのATOKで使用していた広辞苑 第五版をATOK 2007でも使用したい